初回先頭打者アーチでメジャートップに並ぶ
8月10日(日本時間11日)、ドジャースの大谷翔平選手が本拠地ブルージェイズ戦に「1番・DH」で出場。
初回先頭で放った一発は、2試合連発となる今季41号ソロ。これでフィリーズのシュワーバーに並び、本塁打キングに返り咲いた。
この一発は今季11度目の先頭打者本塁打で、歴代8位タイ。球団記録(ベッツの12本)に王手をかけ、メジャー記録(シュワーバーの15本)も射程に入った。
目次
昨季超えのペースと“8月ラッシュ”の予感
昨季の41号到達は130試合目だったが、今季はわずか117試合目。
OPSも1.008まで上昇し、再び“1点台の聖域”に復帰した。
8月はここまで打率.452、OPS1.283と絶好調で、昨年同様に後半戦の量産モード突入が期待される。
歴史を塗り替える二刀流
MLB公式のデータでは、「複数先発したシーズンにおける最多本塁打」の上位4シーズン(46・44・41・34本)はすべて大谷が独占。
また、今季は111得点を記録しており、2位に30得点差をつける独走状態。1932年以来の大差リードという歴史的快挙も達成している。
光と影 ― チャンスでの結果に課題
一方で、9回一死満塁での三振や3回の盗塁失敗など、勝負どころでの結果に課題も残る。
得点圏打率の低さは以前から指摘されており、「OPSや本塁打数だけでなく、大事な場面での一打を増やしてこそ真のスーパースター」という声もある。
ファンと専門家の声
- 「不調から一気に復調するのはさすが」
- 「記録は素晴らしいが、犠牲フライで1点取る場面も大事」
- 「二刀流としてのMVPは間違いないが、勝ちに直結する打撃をもっと」
- 「3年連続ホームラン王、そして2年連続40-40も夢じゃない」
評論家やファンからは、記録更新への期待とともに、勝負強さの向上を求める声が多く聞かれる。
まとめ ― チームと個人の両立へ
大谷翔平は、昨季を上回るペースで本塁打を量産し、歴史的記録に迫っている。
しかし、本人も語る「辛抱」の姿勢が、今後の勝負どころでの結果に繋がるかが鍵。
チームの勝利と個人の記録、その両方を追い求める後半戦が続く。