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都電の装い一新

都電の装い一新

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ニーズを反映して冷房化を実施

荒川線の新装後も車庫は旧態依然としていたものの、1981(昭和56)年より建て替え工事に着手、

検車施設と営業所庁舎が新築され、1985 (昭和60)年1月に竣工した。

車両面では生活環境の向上に伴い、車両の冷房化へのニーズが高まっていた。

都営パスでは1979(昭和54)年に冷房パス8台を試験的に導入し、翌年から本格的な導入が始まった。

路面電車においては、熊本市電が1978(昭和53)年8月2日から在来車2両に冷房を搭戴した車両の運行

を始めたのを皮切りに、各都市で冷房化の取り組みが進められていた。

都電においても冷房化促進が検討され、車体新造後から日の浅い7000形については車体に冷房改造を

施すこととし、登場後20年が経過する7500形については冷房搭載の車体を新造して載せ替えることと

なった。

 

先陣を切ったのは7500形で、1984(昭和59)年3月1日から最初の1両が新 車体で運行を開始し、

以後1987(昭和62)年までに13両が新車体に切り替わった。

 

次いで7000形も1986(昭和61)年から冷房化が着手され、25両が冷房車に生まれ変わり、

1992(平成4)年度末には動態保存車の6152を除く全 車両の冷房化が完了した。

 

そして1990(平成2)年、実に28年ぶりの新型車8500形が登場した。

同年4月に1両を導入した後、順次増備され、1994(平成6)年までに5両が揃った。

その後も増備の計画はあったが、さまざまな事情でこの5両で打ち止めとなり、その後しばらくは従来車

のレベルアップに努めることになる。

 

 

 

荒川線で初めての新規の停留場が開設

設備面ではワンマン化の際に停留場ホーム面をかさ上げしたことは先述の通りだが、それでも230~290mm

の段差が生じたままだったことから、1993(平成5)年度から1996(平成8)年度にかけて再度かさ上げ工事

を実施、720mmとして車両床面との段差をほ庄なくしたほか、スロー プや視覚障害者誘導用プロックの

設置や情報案内板の新設、上屋の改修、転落防止柵や手すりを設けるなど、よりバリアフリーに配慮した

停留場に刷新している。

 

 

三ノ輪橋~荒川区役所前間においては、かねてから地元で停留場新設の強い誘致活動があった。

そこで協議を経て、1999(平成11)年12月15日に交通局と荒川区との間で

「都電荒川線の新停留場設置に関する基本協定」が締結された。

 

建設費を地元と交通局とで負担することで新たな停留場の工事に着手し、2000(平成12)年11月11日に

「荒川一中前(ジョイフル三ノ輪前)」停留場が新規開業することになった。

都電荒川線になってから初めての新設停留場である。

 

1983(昭和58)年4月1日には、西尾久七丁目停留場の名称を「荒川遊園地前」に改称した。

また、2008(平成20)年6月14日には東京メトロ副都心線に雑司が谷駅が開業したことにより、混同を

避けるため都電の雑司ヶ谷停留場の名称を「都電雑司ヶ谷」に改称した。

「都電」を停留場名に冠したものはこれが初めてである。

 

 

 

ラッピング広告解禁

営業面では1993(平成5)年11月からは都電都バスに使えるブリペイドカード「Tカード」を導入した。

1994(平成6)年10月からは都内民営バス各社と共通の「バス共通カード」も使用可能となった。

2007(平成19)年3月18日からはICカード乗車券「PASMO」のサービスを都電でも開始し、同日から

JR東日本の「Suica」 の使用もできるようになった。

 

2013(平成25)年3月13日から全国10の交通系ICカードの相互利用が始まったが、都電も同日から

対応している。一方でバス共通カードの使用を2010(平成22)年7月31日をもって終了した。

 

定期利用者へのサービス向上として、1995(平成7)年3月から従来の通学定期券に加え、中学生対象

の通学定期券も新設し、1999(平成11)年4月からは各学期の月数に合わせた学期定期券を発行する

ようになった。

 

2000(平成12)年4月からは車内で購入できる1万円の定額定期券(1か月と13日間有効)の発売を開始

した。この定期券は記名式ではなく持参人式を採用し、7月からは従来の通勤定期券についても持参

人式に改めている。

 

1999(平成11)年4月からは環境(エコ)定期券制度ニを導入し、通勤定期券所持者の家族が土休日に

利用する際は割引運賃(大人100円・子ども50円)で乗車できるようになった。

 

1日乗車券はかねてより都営交通共通のものが使用できたが、都電のみに有効の1日乗車券を1999

(平成11)年9月より通年販売している。

 

現在はPASMOやSuicaなどに対応したICl日乗車券も発売している。

2000(平成12)年10月には都営バスに合わせて都電でもラッピング広告車両が解禁となり、さっそく

広告をまとった都電が走り始めた。

 

中には沿線の銘菓「都電もなか」をピーアールするラッピングもあり、菓子がついに実物を食ったか

と話題になる一幕もあった。

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